• 新卒5年未満

この先、時代がどう変化しても、
UXは揺らぐことのない
考え方のフレームになる。

水上 寛之
株式会社リクルートテクノロジーズ
ITマネジメント統括部 サービスデザイン1部 
インタラクションデザイングループ 
UXデザイナー
2015年新卒
エントリー

「なにをしたい?」
常に問いかけられる環境が刺激になる。

具体的にはどのような仕事をしているのですか?

現在「リクナビ」にインタラクションデザイングループの一員として配属されています。合同説明会を行うイベントグループや、「リクナビ」の画面の中で、ビッグデータ使う案件などに関わり、サイト設計やUIデザインのディレクション、プランニングなどを担当しています。直近では、2018年3月にオープンする2019年卒業者向けのリクナビのプロジェクトマネージャーをしています。

インタラクションデザイングループは、どういうメンバーで構成されているのですか?

僕が1年目だった当時メンターだった人がグループマネージャーとなって、彼を中心に10名ほどのグループをつくっています。リクルートキャリア、リクルートテクノロジーズの若手が集まっていて自由な雰囲気ですが、各人が「リクナビ」のエンハンスに明確な意志を持って、真摯に取り組んでいます。

入社前はどのようなことをしていましたか?

大学時代は、映像やWebサイトの制作などを中心にしていました。また、広告系のアイディアコンペティションを主宰し、そのサイトのWebデザインをしたり、自分自身もコンペティションに応募したりしていましたね。

リクルートに入社したきっかけは何でしたか?

まずはUXデザインの専門職として採用してくれる会社がよかったんです。今後のキャリアを考えるうえで、まずは若いうちに自分自身の強みを1つに固定したい、専門知識をきちんと手に入れたいという思いがありました。将来、ITを中心に世界がどんどん変化していくなかで、UXを基本として押さえておけば、この先何が起こっても揺らがない考え方のフレームを身につけられるかなと思っていました。

入社後、今のように複数の業務をマネジメントするところまで、どのような経緯で広がりましたか?

入社当初はとにかく手当たり次第、いろんな仕事にチャレンジしました。まず、どんな仕事があるのかと、どうやって仕事を進めていくのかそのフローを覚えたかったからです。コストも考えずに無茶をしたこともあります。1年目の最初は誰かの後についてやっていれば良かったのですが、そのうち合同企業説明会のプロジェクトにUXデザイナーとして単独参加するなど、プロジェクトに自分1人だけで入るといった、動きを求められるようになりました。「こういう話がきているのだけど、やってみる?」「やってみます」と引き受けているうちに、半年間で受け持つプロジェクトが12件になってしまいました。同期に比べて案件は多いかもしれませんね。

2年目の今、何か難しさのようなものを感じていますか?

今まで自由にやらせてもらっていた仕事に、例えば経営者のメッセージを汲み取って反映させたり、予算感をもったりといった、経営視点でのものの見方が求められるようになってきました。もうやんちゃにやっていてはダメなんだと。視座を高くして、プロジェクトマネージャーとしてのやり方を確立しなくてはいけないということがようやくわかってきたところです。
そんな中でも、「お前はなにをしたい?」と上司は常に問いかけてくれる。また、「こんなことをした人ですと、誰もがわかる、自分の証しになる仕事をしなさい」とも言われます。「勲章をとってこい」と。もう頑張るのみですね。

見過ごされていたメンテナンス画面にも「1→100」の価値を持たせる。
ユーザーに選んでもらえる秘訣は
「もったいない」の精神。

スキルを伸ばすために、水上さんは何か目的を設定していますか?

そうですね。僕はUXデザインをきちんと学びたいという気持ちは強くもっていたので、とにかくUXデザイナーとして任される仕事は、すべて勉強だと思って、まずやってみようの精神で、断らずにやってきました。最近は、ワイヤーフレームやUIデザインだけでなく、自分が映像のVJ(ビデオジョッキー)をやっていた経験を買われ、映像の絵コンテを描いたり、映像ディレクションをしたりするような仕事もしています。半年に1回、キックオフやカンファレンスといった全社イベントがあるのですが、社内の人に、自分の勤めている会社をカッコイイ、イケているというイメージを持ってほしいという思いから、自ら手を挙げてプロジェクトに参画し、各種映像や音楽をガラリとつくり変えました。全社員が自分たちの会社を愛し、サービスに愛を持って取り組めるようになるとよいなと思っています。

「0→1」と「1→100」、水上さんはどちらに当てはまると思いますか?

「1→100」だと思います。僕が担当している「リクナビ」自体、すでに約20年続く歴史のあるサービスですから、そういう意味ではすでに、100か1000をどのように1万にするか、というレベルだと思います。それにリクルートには「0→1」を考えている人がたくさんいますから、僕自身は今ある価値をさらに成長させ、どのようにカスタマーに届けるかにこだわっていきたいですね。

今まで携わった案件で、これは「1→100」だったというエピソードがあれば聞かせてください。

「リクナビ」は経団連倫理憲章による採用広報活動解禁日に新しいWebサイトを立ち上げて、解禁と同時にプレエントリーができるようになるのですが、実はその直前7〜9時間ほど、メンテナンスのためにサーバーが止まるんです。その間、画面には「今動いていません、ごめんなさい」という、いわゆるメンテナンス画面が出ます。「就活解禁日直前だから」「そろそろ準備を始めないと不安」と訪れた人たちに、“ごめん”しか言えない画面。この記号のようなコミュニケーションはもったいないと、学生の気持ちに沿うように改善を提案しました。たとえば、「就活開始まであと何秒」といったカウントダウンを入れることや、リニューアル後の画面についての告知やWebセミナー動画を入れたりと。それまで例年のこととして、みんなが見過ごしていた画面に意味を持たせたんです。その画面の効果も相まって、その年は、過去にないほど多くの学生が「リクナビ」を就活のスタート地点として選んでくださいました。新規登録はもちろん、夏にインターンシップ登録はしたものの活動を中断していた方、他の就活情報サイトを使っていた方など、多くの就活生がアクセスし、活動を開始してくれました。「もうすぐだ、緊張する」といったツイートが出てくるなど、「リクナビ」のページ自体の訪問者数は倍増しました。制作という意味でのコストを考えずに作ったことで、ひとつの画面にこんなにかけて…と怒られる場面もありましたが、最終的にはよい結果につなげることができました。ひとつの気づきから「1→100」が実現できたのかなと。自分なりに嬉しかった出来事ですね。

「手段より目的を」
ときには自分のこだわりより、
ビジネスを優先できるデザイナーがいい。

リクルートで最も自分が変化した、良かったと思うエピソードはありますか?

僕の入社時にはブートキャンプという教育研修プログラムがあったのですが、同年代の人と、3カ月間も同じ空間で過ごしたのは初めてでした。みんなでアプリケーション開発について学び、ひとり一つWebアプリを作る研修で、チームごとにフィードバックをし合う機会がありました。そこにはなんの壁もルールもなく、ただただスゴい能力をもった同期がたくさんいて、とても刺激的な経験でした。そういった刺激に当てられプライベートで大学時代の友人と、カップルのLINEの会話を解析して、二人だけの味が抽出できるチョコレート生成機械を作る企画をやったんです。これが、韓国の「AD STARS」という国際広告賞に入賞しました。研修を通してWebアプリ開発を習得し、チームでの協働を学ぶことができた。その学びを実際にかたちにしていくなかで、1人の経験や成果ではなく、チームが一体となってもの作りをすることの意味を認識するようになりました。多くの人と協業してものをつくるリクルートという会社にいる意義や意味をきちんと認識できた好機ともなりました。

どんな人と一緒に働きたいですか?

人とコミュニケーションをするのが好きで、誰かと一緒にものづくりをするのが苦にならない人がいいですね。デザインというと、どうしてもアウトプットの美しさや完璧さにとらわれてしまいますが、そこにはちゃんとそれに行き着くプロセスがあったり、裏ではビジネス面も考慮しなくてはならなかったりと、そういうのもひっくるめて楽しめる人がいいと思います。ときには自分のこだわりをきちんと説明したり、ときにはビジネスのニーズを優先したりと、柔軟にアウトプットを変える考えを持てるような人がいいですね。

今後の人生における夢を教えてください。

この先、インターネットそのものがなくなることは多分ないと思います。一方で、Webサービスは敷居が低いので、さらに差別化が難しい時代になっていくと思います。そんななかでもサービスのブランディングの仕方を模索していきたい。例えば、今Webで行っているカスタマーとのコミュニケーションは、「これでエントリーして良いですか、はい/いいえ、完了しました」といった記号と記号のやり取りなんですが、もっと意味のあるコミュニケーションを設計できれば、今までにないサービスになると思うんです。また、UXの領域としてカスタマーとのタッチポイントはWeb上にある画面だけでないと考えています。このようなことばかり考えているので、僕自身が将来どうなりたいというよりも、あくまでWebサービスのあり方を思考していきたいというのが、今の夢です。リクルートは品質や掲載数などの物量という意味で、必要なものが揃ったサービスが多く、そういったあり方を思考できる環境ですし、カスタマーの反響も得やすいツールがあるという点でも、ここで働く意味は大きいと感じています。

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PROFILE

水上 寛之(みずかみ ひろゆき)

UXデザイン
2015年新卒
大学を卒業し、リクルートホールディングスに入社。リクルートテクノロジーズに出向し、リクルートキャリアが運営する新卒就活生向けサービス「リクナビ」に従事。IA(情報アーキテクチャー)デザインに主軸を置きながら、UXデザイナーとしてサービスデザイン、ディレクション、プランニングを担当。ADFEST LOTUS ROOTS 入賞。AD STARS インタラクティブ部門・モバイル部門 入賞。