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データマイニング研究者が
月間2億人超のユーザーと向き合い続ける理由。

村下 瑛
Indeed, Inc.
Engineering Department
Software Engineer
2014年新卒入社
エントリー

60か国28言語、月間2億ユニークビジターの大規模なサイトを小規模チームで開発中。

現在はどのような仕事をしていますか?

Search Engine Marketing(SEM) というチームでソフトウェア・エンジニアをしています。
広告による新規ユーザーの獲得にはとても力を入れているのですが、求人検索エンジンという特性上潜在的な顧客の層が多様で、広告のバリエーションも膨大になります。
そこで、広告の生成や広告ごとの予算の配分などを、過去のデータを元に自動化で決定することが考えられます。我々のチームでは、これらの自動化ツールをマーケティングチームと相談しながら開発しています。
体制としては、マネージャー1人・開発者7人・QA(品質保証)3人のチームです。
僕は現在広告ごとの入札価格(Bid)を自動で決定するアルゴリズムの開発を行うサブチームのリードをしています。自社のサービスログをもとに、広告からの訪問に対する期待リターンを計算し、それを元により多くのリターンが得られる広告により多くの予算を割り当てるための仕組みです。
仕事の内容としては、国ごとのパフォーマンスの確認や問題分析をマーケティングと協同でやり、新しい施策の決定、実装、検証というサイクルを毎週回しています。データを元に意思決定をするため、データの正当性のチェックや、アラートの仕組み作りを作ること、データ処理を簡単に記述する社内フレームワークの開発・メンテナンスなども仕事の一部になります。

入社してすぐ開発チームへの配属でしたか?

最初の1か月は徹底した語学研修でした。その後、アメリカのテキサス州のオースティンに渡り、同期で入社したメンバーは現地でバラバラのチームに配属されました。最初の2週間のうちに、業務に使う簡単なアプリケーションを作って、それから検索のパーソナライズをやりたいと自ら手を挙げ、実装させてもらいました。今の東京オフィスで働きはじめたのは1年目の8月からです。
東京オフィスに限らず、どのチームも世界共通で使われるシステムを開発していて、28言語、60か国で月間2億ユニークビジター(2015年2月現在)に対して求人情報を提供するWebサイトを開発しています。なので1%の改善でも大きな効果があります。

現在の仕事のいいところを教えてください。

Indeedでは、まず「これをやろう」という大まかな方針がたてられ、それに対して「自分はこういうことがしたい」というチケットを切ります。そこからは、その人の裁量でどのようにしていくのかを決めていくという流れです。
今のように小規模なチームでも大きな裁量を持って開発が進められるのが、Indeedの魅力だと思います。エンジニア一人ひとりの課題が近いので、解決すべき課題は大きいけれど、企業としての規模は大きすぎないので意思決定が速いし、個人が大きな裁量を持たせてもらえます。能力のある人ほどやれることは多いでしょうね。例えば、「ここ、イケてないよね」「こんなツールほしいよね」となったとき、週末にさっとプロトタイプを作ってきてしまう人が大勢いるような環境なので、課題解決に対するモチベーションの高い人ほど活躍できるし、評価されるし、周りからの刺激をたくさん受けられます。

どちらかというと「1→100」タイプ。
「0→1」タイプの先輩には いつも刺激を受けている。

大学ではデータマイニングを専攻していたそうですね。

大学生のときに、表情認識のプログラムを自作して以来、コンピューターサイエンスやデータ解析に興味を持つようになりました。当時、有志で集まって、学園祭に認識技術を使った展示を出しました。実際にたくさんの顔画像データを取得して、どのように機械に表情を教えるかというデモを行いました。表情という複雑な判断が必要な動作をプログラムが事前知識なしに学習することに大きな可能性と興味を感じました。データマイニングは大学院で専攻し、データマイニング関連の研究開発をアルバイトとして行っていましたね。

リクルートに入社したきっかけはなんでしたか?

リクルート主催の「CODE VS」というプログラミングコンテストに参加して、Indeedの存在を知りました。オースティンのオフィスでプレゼンを受けて、彼らが向き合っている課題、つまり、膨大なトラフィックとデータを使って全世界の月間2億人を超えるユーザー全員を満足させることにとてもやりがいを感じました。ここなら自分のデータマイニングの知識が活かせると思いました。

現在の仕事のなかで村下さんは「0→1」、「1→100」のどちらだと思いますか?

どちらかというと「1→100」のタイプだと思います。
昔から整ったシステムを作ることに魅力を感じてきました。新しいシステムをラフに素早く書き上げて試すのも楽しいのですが、一度検証されたアプローチをもう一度整理して、わかりやすく拡張しやすい”かたち”に書き直すことに喜びを感じます。
社内向けのライブラリを作ったり、チーム内でのテストに使うフレームワークを開発したり、日々の業務面でも、国ごとのメトリック(ネットワーク上の距離)を眺めて原因を調査したりとか、小さな解決策を考えて、それをどのように一般化できるかを考えることが自分の性格には合っているように思います。

周囲に「0→1」タイプの人はいますか?

同時期に入社した3歳上の同僚がいて、「0→1」の人です。彼から常に刺激を受けていますね。彼は入社してからいくつもの大きな成果をあげているのですが、話していると、強い問題意識とその解決策を非常に詳細に頭に描いているのにいつも驚かされます。関連するコンポーネントの詳細な理解を持っていて、それを元に最短の検証施策は何かということを非常にクリアに頭に描いているのです。そういった能力と時間に対するこだわり方にとても刺激を受けています。

シンプルなインタフェースであらゆる経歴の人に適切な
マッチングを提供したい。

どんなシステム作りたいですか?

カスタマーの人生のために、何かしらの発見が提供できるシステムを作りたいです。僕が作ったシステムで、実際に人々の選択や価値観が良い方向に変わっていったとしたら、それはエンジニアとしてとてもうれしいことですね。その点、リクルートのシステムは生活に深く根ざしているのでコミットできる幅は大きそうですし、安住を良しとせず、クレイジーなこともバンバンやっていく雰囲気も魅力的です。自分の夢を追求するうえでは、とても良い職場だと思います。

今の仕事上の目標を教えてください。

データはエンジニアの世界で閉じているのではなくて、誰でも使えるようなプラットフォームを用意して、みんなが簡単に扱えるようにするべきだと思っています。例えば、企業のマーケティングの担当者から一般のユーザーまで、「このモデルを使ってこんなことがしたい」ときにパッと適用できるような、最小限のコストで展開できる仕組みを作りたいという想いがあります。自分たちの社内で有用なものは、きっとほかの会社でも有用なはずです。いま関わっている分野のなかで他社の模範になれるようなものをひとつ作るというのが、まずはやりたいことですね。

将来実現したい構想はありますか?

Indeedは、国や地域ごとに人の手で行われていたマッチングを、「What(職種)」と「Where(場所)」の2つのテキストボックスに単純化することで、世界中の求職者に仕事を紹介することに成功しました。その反面、システムを標準化することで個々のユーザーの特性が無視されている部分もあると思っています。その部分を改善し、シンプルなインタフェースで、あらゆる経歴の人に適切なマッチングを提供するWebサイトにできたら素晴らしいし、社会的にも大きなインパクトがあると考えています。

どんな人と一緒に働きたいですか?

リクルートはとてもフラットな組織です。
フラットである分、基本的に自分で全部やらなければいけないということでもあるのですが、それを楽しんで、周囲を巻き込んで行ける人であれば、若手であっても圧倒的に早く成果を出すことができると思います。
大きなビジョンを持っていて、そのためならどんな泥臭いこともやる人と一緒に働きたいですね。

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PROFILE

村下 瑛(むらした あきら)

グローバルエンジニア
2014年新卒入社
大学院ではデータマイニングを専攻。リクルート主催のプログラミングコンテスト「CODE VS」を手伝ったことがきっかけで、Indeedに興味を持ち、リクルートホールディングスに入社。英語力には自信がなかったが、入社式翌日から1か月間の英語漬け研修、アメリカでのOJT、多国籍の社員がいる東京オフィスの環境で過ごすことで、コミュニケーションレベルの英語力を身につける。昨年、Indeedに転籍。